土壌汚染対策の流れ
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土壌汚染対策材マジカルフィックス

マジカルフィックスは,天然鉱物焼成物を主成分とした不溶化・吸着材で,物理的・化学的両面でWの吸着効果を発揮します。砒素,鉛,フッ素などをはじめ各種重金属に良好な吸着性能を示し,自然由来土壌,高濃度汚染土壌,産業廃棄物などに有効です。

また,処理土壌pHを長期に亘って中性域 - 弱アルカリ性に保持し,処理後土壌強度の改善が可能です。

科学的吸着と物理的吸着のW効果により長期安定化を実現した「土壌汚染対策材」
マジカルフィックスの仕様
対象物質 鉛,砒素,フッ素,ホウ素,水銀,セレン,六価クロム,カドミウムなど
pH 粉 体 6. 5 ~ 10(中性 - 弱アルカリ)
処理土 7. 5 ~ 9(中性域)
形 状 粉末(かさ比重 0.8 ~ 0.9)
組成材料 カルシウム / マグネシウム系複合材料
荷 姿 フレコン,バラ
マジカルフィックスのタイプ
種 類 用 途 対 象 物 質
Ⅰ型 汚染土壌対応品 人為, 自然由来(As, F, Pb, Hg, B, Se ,Cr6+, Cd等)
N型 中性領域*)での不溶化 処理後の土壌を中性域に保つ場合, 自然由来(As, F, Pb等)
Ⅱ型 高濃度対応品 高濃度フッ素含有土壌など(F等)
Ⅲ型 産業廃棄物対応品 石炭灰など(B, Se, F, As, Cr6+)
Ⅳ型 固化材併用可能 改良を有する土など(Cr6+, F, As抑制等)
Ⅴ型 吸着層対応品 盛り土などの吸着層形成用(As,F等)
*)中性領域:pH5.8-8.6
化学的吸着
重金属イオンと化学的に反応し,難溶化させます。
従来の不溶化材に比べて不溶化対象物質の範囲が広く,陽イオン・陰イオンなどの複合汚染に対しても効果を発揮します。
重金属等吸着量(mg/g) (固液比1:100)
比較製品 砒 素 フッ素
マジカルフィックス ◎9.3 ◎9.5 ◎9.1
従来品(A) △5.9 ○7.7 ○8.9
従来品(B) ◎9.7 ◎9.5 △5.8
施工事例
●人由来汚染土の吸着層工法による
 汚染防止対策
工場から発生した人由来汚染土を長期的に安全に保管する為、汚染土壌の下層にマジカルフィックスによる吸着層を設けました。
●場所打ち杭により発生した
 汚染汚泥に対する不溶化処理
杭工事により発生した汚染汚泥を自走式土質改良機によりマジカルフィックスと混合し不溶化処理した事例です。
●津波堆積物に対する不溶化処理
津波により発生した堆積物に対しマジカルフィックスを用い回転式破砕混合工法にて不溶化処理を行った事例です。
●浚渫土に対する生石灰と
 マジカルフィックスによる改質・不溶化
海底から浚渫した高含水比の土砂を生石灰とマジカルフィックスにより改質し含水比を下げると同時に回転式破砕混合工法にて不溶化を実施しました。
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